HIGASHIYAMA, TOKYO

02/12/*12 川勝さん

父親が死んだのと同じ日の14時間前に東京で知人
が死んでいた。
その人を送る会があったので、今週も東京に居る。

クリーニング上がりの父親の葬儀で着たばかりの式
服にまた袖を通す。同じソックス、同じ靴、先日味
わったばかりの妙な気分になってくる。
葬儀の最中に感情を押し込めていた作業が同じ服着
たら、その作業と感情が甦ってくる。
いつもとは違う、狭い響かない部屋へ入って喋って
いるそんな感じが再び。

1月の31日の朝、病院の狭い廊下の突き当たりの
携帯電話通話可能ゾーン。父親の付き添いで2日ほ
ど寝てない頭に、川勝さんが死んだとカミさんへの
定期電話で知る。自分の父親がデッドラインをさま
よっている正にその時、川勝さんは死んでいた。
何日か前にメールくれた彼からの文面もはっきり思
い出せる程、最近の事なのに.....。
寝てないせいか、ボケた頭では、すっーと入ってこ
ない。どうして?と電話の向こうのカミさんに聞く
と 火事でと、TVのニュースでもやっていたと。 
川勝さんがNHKのニュースで?........??
電話を切り上げ、飲み込みが悪いまま、また父親の
横についた。インフルエンザが猛威を振るう愛知県
の病院内で、寝ずの看病、倒れちゃあいけないと栄
養ドリンクと胃腸薬、風邪薬を飲み続けた、胸くそ
の悪さが余計に飲み込みを悪くしている、現実感を
もって考えられなかった。

TVのニュースも何日も見てないし、PCも開いてな
い携帯も消したままだったから外部情報は一切なし
カミサんから聞いた言葉だけを並べ替えたり、繰り
返したりしているウチに、目の前の父親も息をしな
くなった。

そのあたりから今日の川勝さんのお別れ会まで、ぼ
ーっと曖昧な一塊の記憶。

以前インタビューされた事、プレゼントしてくれた
ビートルズ本、送ってくれた各著作本とか今頃にな
っていろいろと思い出してきた........
そうそう、愛用してくれた僕らのベルトダッフルも


これからは毎年、父親の命日は川勝さんの命日でも
ある。変な縁、こういう仕上がりになっていたんだ
と実感。
法事のタイミングも一緒、ダブル命日だから
忘れようがない。 (小林)

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