HIGASHIYAMA, TOKYO

10/03/*10 いい季節になってきた

朝、目が覚めてまぶたを開けると部屋の天井の角を
見て山のテントではないことを言い聞かせていると
同じベットの足元で寝ていた犬がこっちに顔を寄せ
てくる。白いシーツの向こうから白いケバケバした
のが顔をじりじりと寄せてこちらの顔をナメル機会
を伺っている。一瞬、白に白でベットの上じゃ保護
色状態なのでヤツがどこから顔を舐めにくるか見失
う事もあるが、まぁ目とハナが黒いから見分けがつ
くからいいけど。東京に居る朝はこういった調子で
毎度、始まる。

カミさんの用事で今週も東京に居る。
此処一ヶ月は隔週でしか山に行けてない。
今の時期がとてもキレイで過し易いのに.....。
奥さんいかでしょう?半端な季節も楽しいですよ。

先週からのクローゼットの片付けを仕上げて、午後
からはこれまた暫くご無沙汰のバイクのいじりとち
ょい乗りシャッター付きの駐車場に入れてるからヒ
ドい事にはなってないけど陽の下に出したときはな
んだか申し訳がなかった。山に頻繁に行き出して以
来、1ヶ月に一回くらいしかバイクに乗らなくなった
から、車庫から出す度にとても後ろめたい。

このバイクが手元にやってきてから、もう10年。
はじめの頃は嬉しくって嬉しくって毎日曜日、箱根
のターンパイクに朝練に行っては、毎回帰りにどこ
からかオイル漏れや高速道路上で突然止まってうご
かなくなったり、カスタムならではのヤレヤレな状
態に突然陥る事もたびたびだった。だから、朝出掛
ける時に家を出てからの初めての信号で停車してる
ときに"やっぱり今日は止めておくか"とか、途中の
道端で工具並べて途方に暮れている図とかが頭をよ
ぎる。でも信号が青になるとそんな事をどこかに押
し込んで高速道路に乗る。いちいち気がチッサイと
いうか臆病というか.....
道中も同じ....
バックミラーは激しい振動で後方視界ゼロ。
ガッとスロットル開けて行く瞬間も後に覆面(パトカ
ーでもどうせ見えはしない)でもいたらアウトだなと
かターンパイクでも下りのコーナー、この以上倒し
たらコケるだろうなとか、何の事は無い覚醒してい
る間中、ずーっと何かの心配事ばかりしてる...
心配事の背中には"これくらい迄なら大丈夫"と踏んだ
小さな賭けにでた自分の根拠のない予想だけ。バイ
クだけじゃなくって仕事も(特に仕事は)毎度毎度小さ
な賭けが果てしなく続いて本日に至っている。
小さな賭けに負ければネジ山潰したり、途中ガス欠に
なったりして道端に座っているハメになる、これまで
の勝敗表は勝ち負け3対7で子供の頃より負け越してる。


山へバイクで行ければ一挙に解決なんだけど犬乗せて
は走れないからなぁ。
いいカーブは道中、沢山あるのに。

(小林)

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